【危険:こんな表示になっていませんか?】「Baidu(百度)IME」が勝手に外部へ情報送信
こんにちは、インターネットセキュリティの問題にもそこそこ詳しい業者、平山です。
本日のニュースですが、中国の「百度」という企業が配布している「Baidu IME(バイドゥ アイエムイー)」というソフトについて、情報漏洩の恐れがあるため、日本の行政機関において使用停止するよう、政府が呼び掛けているそうです。
参考:読売新聞社 YOMIURI ONLINE記事
中国「百度」製ソフト、入力の日本語を無断送信
いつのまにか、貴方のパソコンにもBaidu IMEが入っているかも・・・?
この「Baidu IME」は、他のフリーソフトを導入した時や、お店で何らかの製品を買った時に、「オマケ」で付いてくることがあります。それで、自分自身で特に意識せずに、このBaidu IMEを使い続けている方がとても多いのです。
もし貴方が意図せず、不要なBaidu IMEを使ってしまっているのなら、「コントロールパネル」からプログラム削除の操作を行いましょう。削除方法が分からない、やったけれど消せない、あるいは自分でやるのが不安な方は、当方で作業を代行致しますので、ご依頼下さい。
どのような情報が中国へ送られるのか?
パソコンで打ち込んだ内容が「全て」中国へ送信される可能性があります。皆さんがネットで使う様々なパスワード、カード番号、プライベートや仕事のメール内容などなど・・・要するに、キーボードで書き込む内容は全て、と考えられます。
中国政府がインターネット監視にかなり力を入れている事実
中国政府が自国民向けのインターネット監視システムにかなりの労力を入れていることは、以前からIT業界では有名でした。中国の国内では、GoogleやYoutube、Twitterなど、もはや「世界で当たり前」の大手サービスも自由に使えないよう、制限されています。
そのような情勢において「百度」の活動や情報は、当然に中国政府の管理下にあると考えられます。そもそも共産主義国家の中国において、全ての企業は政府に帰属します。
Baidu IMEを使い続けるメリットはあるのか?
「顔文字や変換辞書が、Windows標準の物よりも充実している」という点がBaidu 日本語システムのセールスポイントです。しかし、それがデメリットやリスクに対して見合う物かどうか、皆様よくご検討下さい。