【黒川郡大和町】Windows10が「自動修復」ループで起動しないトラブルからの復旧【対応事例・料金】
何度起動しても「自動修復」画面になってしまうWindows10の起動トラブル。
今回の対応事例は、宮城県は黒川郡大和町のお客様からの「パソコンをつけると、青いエラー画面になってしまって、起動することができない、作業を始めることができない。パソコン本体はともかく、内部の写真データだけでもなんとか復旧したい!」というご相談への対応です。
まあ、症状としては非常によく診られる現象なのですが、はてさて、今回は何が原因でしょうか。記憶装置が無事であれば、中身のデータは取り出せると思うのですが…
今回の原因は内蔵ハードディスクの劣化によるシステムデータの破損。
その後、パソコンをお預かりして原因調査を行いました。その結果、Windows10のシステムが損傷し正常動作していないこと、それはパソコン内蔵のハードディスク(記録装置)が軽度の物理障害を起こしているせいで、と判明しました。記憶媒体が故障したので、記憶されているシステムプログラムもおかしくなっていたんですね。
お客様からのヒアリング調査でも、「おかしくなる直前に、パソコンの動作が前よりとても遅くなっていた」と仰っていた事とも、合致します。また、購入から6~7年経っていることからも、やはりハードディスクの劣化、簡単に言ってしまえば寿命が来たせいと考えるのが自然ですね。
もしハードウェアに問題がなければ、回復システムを使ってシステムデータを修復したり、ブート情報の書き換え・初期化したり、OSの上書きインストールしたりするなど、要するに内部のソフトウェアの書き換え、調整、修復程度で直せるケースが多いです。
インターネットで「Windows10 ループ」「自動修復 繰り返し」などで検索すれば、コマンドプロンプト等で命令文を打ち込んで直す方法などが多数見つかるかと思います。
しかし、パソコンに機械的な故障がある場合は、ソフトウェアをどのように書き換えようと、残念ながら、直すことは出来ません。部品の交換が必要です。私がどのようなプロの技術を駆使してキーボードを叩いても、物理的な損傷は指先のテクニックだけでは直せないのです。
データを救出し、傷んだ部品はSSDへ換装し、超高速化してご返却。気になる料金は・・・
さて今回もっとも重要な、パソコン内部に保存された家族写真や動画などのデータの復元についてですが、幸い、当店の用意している設備で対応可能な軽度の損傷でした。これは、不幸中の幸いでした。
なにしろ、より深刻な障害の場合は、より専門的な設備と技術に特化した業者に回さなければなりません。そうすると、見積りで数万~数十万に上る事もあります。それだけ大変な手間と大掛かりな機器が必要になるので、費用の算出基準としては妥当なのですが、一般ご家庭にとっての負担としては大きくなってしまいます。比較的小規模な設備で対応可能な障害であれば、一般にイメージされる「パソコン修理代金」の範囲でデータ復元が可能です。
というわけで、今回は傷んだ「HDD(ハードディスクドライブ)」を、より高速で丈夫な「SSD(ソリッドステートディスク)」に交換し、Windows10をクリーンインストールし、お客様が使われる予定の各種アプリケーションを再インストールし、復元した内部データを「デスクトップ」や「ドキュメント」「ピクチャ」フォルダに戻して、修理完了です。
- 初回のお客様宅への出張診断料金
- HDDからSSD(500GB)への換装(工賃および材料費を含む)
- Windows 10 再インストールおよび最新へのアップデート
- 軽度物理障害からのデータ復元(約50GB分)
- アプリケーション再インストール(計3種)
今回はこれだけの内容で、36,400円の修理代金となりました。同業他社さんと比べても、かなり安価な部類かと思います。宮城県内で似たような症状の方は、ご参考になさって下さい。