もしもオンライン詐欺に引っ掛かってしまった際に最優先でやるべき３つの事

2025年4月29日 2025年4月29日

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はじめに

ある日、パソコンでインターネットを利用していたら、突然に「あなたのパソコンがウィルスに感染しています！」などの警告表示がでて、「今すぐこちらにお電話を！」と言う表示を信じて電話してみたら、「こちらで遠隔操作で修復しますから言う通りにして下さい！」と言われてその通りにして、そのあとに「必要なお金をコンビニで払ってください！」と言われたあたりで「あれ？これって詐欺では…？」と気付いた…

今回の記事は、そういった方向けの記事です。最近、こういったケースの当店へのご相談件数が増えています。メチャメチャ増えています。

もしそうなったら、どうすればいいでしょうか。電話を切り、パソコンを消すだけで大丈夫でしょうか。いいえ、後に備えて、やっておいた方が良いことを、ここで述べておきます。

１，クレジットカードの会社に連絡して利用を停める、再発行する

パソコンを遠隔操作された際に、クレジットカードの番号やセキュリティ番号がバレてしまったかもしれません。カード番号そのものは見られておらずとも、アマゾンや楽天などのクレジットカード登録しているサービスのパスワードがバレて、勝手に高い買い物をされるかもしれません。

とにかくお金が出ていかないように、クレジットカード会社に電話連絡などをして、利用を停めてもらうほうが安心です。まずはお金の出口をせき止めることが最優先です。

２，主要な会社やサービスのパスワードを変える

パソコンに保管されている、各種サービスのパスワードがバレてしまったかもしれません。特に怖いのは、以下の３種類のサービスです。それぞれの会員ページを開いて、パスワード変更をしたり、携帯電話で毎回本人確認をする「２段階認証」に変えるなど、「カギを取り替える」「厳重にする」ようにしましょう。いちばん面倒な部分ですが、放置すると被害が拡大する恐れがあります。

証券会社（NISAなど）、銀行（オンラインバンキング）・・・直接的に資産の操作をされてしまうかも。すぐ変えましょう。
ショッピング系サイト・・・高額商品を勝手に購入され、遠方でコンビニ受取りするなど、被害が想定されます。すぐ変えましょう。
知り合いと連絡が取れるメールやSNS・・・Facebook、Instagram、X（Twitter）、Yahooメール、Gmail（Google）、Microsoft（Outlookや等）など、貴方のフリをして、他人にお金を振り込ませようとするかもしれません。すぐ変えましょう。

３，パソコンの中身をクリーニングする

以上のような対策をしても、今後また継続して、貴方のパソコン操作の内容を記録して送信するプログラム（キーロガー）が仕込まれていたり、しらない間に遠隔操作されていたりするかしれません。それでは、せっかくパスワードなどを変えても、またすぐバレてしまいます。中身の大事なデータを取り出した後（バックアップ）で、一度パソコンをまっさらの状態にクリーニング（初期化）した方が安心です。