直近1年の「電子メールが送受信できない」トラブル対応例【仙台市・宮城県】
電子メールのトラブルにも、原因は色々、対処法も色々
当店ではパソコン・スマートフォン・インターネット関連の出張トラブル解決サービスを行っております。中でも電子メール関連のトラブル相談は、昔から案件としてかなり多いです。今回の記事では、最近多いトラブル内容、そして当方でどういった対応を行ったかを、少し書き出してみます。
お客様の詳細や、詳細な手順などは割愛しますが、「なるほどこういうケースもあるのか」という参考になればと思います。
【例1】メールソフトが古くなって送受信ができなくなったケース
古いパソコンでずっと使っている電子メールソフトが古いものであるために、ある時から電子メールが使えなくなる、というケースがありました。
例えば
- Windows7時代からWindows10に引き継いで使っていた「Outlook Express」が使えなくなった
- 初期のWindows11に付属の「メール」アプリが使用不能になった
…こういった例です。
多くの方が「今までずっと使えていたのに、理不尽な!」と感じられるかもしれませんが、インターネット世界全体のセキュリティを改善する上で、どうしても新しい仕組みにせざるを得ない、悪者に悪用される危険性があるので、どうか設定やソフトを変えて下さい、という状況やタイミングがあるんですね。仕方ない面もあります。
こういったご相談の場合、当店の出張サポートスタッフは、以下のような対応をしました。
- 従来のメールソフトの設定変更のみで対応可能な場合は、設定代行のみ(Microsoft Outlookのセキュリティ設定など)
- 普段使いのメールソフトを、別のもの(新しいOutlook、Thunderbird、ブラウザ版Gmailなど)に変更
- 上記に伴い移動が必要なデータ(過去のメール、アドレス帳など)があれば、それらの移転
なぜ送受信がダメになったのか、電子メールサービスの提供元から、分かりやすく通知されない場合が多いです。その理由を特定し、お客様の使用環境やご要望や様々な事情から、適切な対応方法を選ぶ必要があります。つまり原因も解決方法も正解がひとつではないので、パソコンサポート仙台宮城では、きちんと対面でヒアリングを行いながら対応しています。
【例2】メールソフトが新しくて設定方法などが分からなかったケース
上記とは反対に、メールソフトが新しすぎて、設定が出来なかったというご相談も最近はよく寄せられます。
- 初期Windows11付属の「メール」アプリの設定が複雑かつ独特で、ややこしい
- 「新しいOutlook」「Outlook(new)」の設定方法が分からない
- 古いパソコンのOutlook(classic)から、新しいパソコンのOutlook(new)への設定やデータの移動が出来ない
- 新しいパソコンでも旧来のOutlookが使いたいのに、どこにあるのか分からない
それぞれ単にゼロから送受信設定をするだけなら、設定の方法を示したマニュアルが存在するので、新しいアプリでも手順通りにやれば出来るだろう、と考えがちなのですが…
電子メールの設定代行サービスとして、以下のような対応を行いました。
- お客様の使われているプロバイダや、メールの使用頻度、迷惑メールの量、業務上の優先事項などに合わせて、最適なメールソフトをご提案
- 迷惑メール対策が強めのThunderbirdのセットアップ、迷惑メールフィルタ及びセキュリティ設定
- 過去メールの引継ぎが容易な、新型ではなく従来型のOutlook(classic)のセットアップ、全データ引継ぎ
- 旧パソコンから新パソコンへの電子メールアドレスの全引継ぎ
- ブラウザ版メール(Gmail、プロバイダの用意するWebメール)のご案内
実のところ、ちょっとした事情が絡むだけで、必要な対応がかなり複雑になってしまい、手に負えなくなることがあります(データの引継ぎや、大手ではないプロバイダと契約されている、手元の情報がメールパスワードしかない等)。そういった場合は、時間の節約だと思って、そういう作業ばかりしている専門の人間にご依頼いただくと、皆さまのストレスと労力の軽減になるかと思います。
【例3】プロバイダー側で送受信を停止してしまったケース
また、原因に気付きにくいパターンとして、メールサービスの提供元が、一時的または恒久的にサービスを止めてしまう場合があります。
- メールサービス全体のセキュリティ向上のため、これまでメールが使えていた方も、設定やソフトの変更が必要になった。
- 電子メールのパスワードが簡単すぎて迷惑メール業者などにバレて知らないうちに悪用されており、プロバイダがそれに気づいて安全のために停止した
- 電話営業によるインターネット業者乗り換えに承諾したら、その結果、以前と同じプロバイダーなのに、一時解約、新規入会の扱い(アドレスも新規で取り直し)になっていた。
それぞれ対応方法が異なりますが、当店で適切に対応しました。
- 別のメールシステムに乗り換えや、初期設定のやり直し
- セキュリティ設定変更、メールパスワード変更、送信のロック措置の解除
- 以前と同じメールアドレスの再申請、または変更や新規登録の手続き
何が原因で止められてしまったのか、仮に運営会社からお知らせのメールが来ていても、メール自体が止まっているせいで、そもそも確認が出来ないケースもあります。原因調査さえ、簡単にはいきません。とはいえ、私どものようなサポートの専門家であれば、原因の特定と解決はおおよそ可能です。
他にも電子メール関連のお悩み、お困り事よろず承ります!
今回の記事は、「送受信ができないトラブル」に関するものでしたが、これら以外にも、さまざまなご要望に対応可能です。
以前に実際に行った対応としましては、
- 仕事用のメールアドレスを、手元のスマートフォンでもチェックできるようにしたい
- 会社の代表アドレスあてのメールを、複数の社員のパソコンで受信し、送信履歴も共有したい
- 社員ひとりあたりのメールの容量が少ない
- メールの添付資料が開けない、エラーになってしまう
- 大きなデータのメール送信ができない
- 迷惑メールが多すぎて重要なメールを見落としてしまう
- アドレス帳の一覧を印刷したい
- ほか
こういったご希望にも、それぞれ対応して参りました。
お困り事や、「こうしたい、ああしたら便利だな」というご要望がございましたら、パソコンサポートせんだいみやぎまでご連絡ください。