【対応事例】特定のスマホだけ自宅Wi-Fiに繋がらない!【富谷市富ケ丘】

パソコンサポートせんだいみやぎ・パソコン修理・パソコントラブル対応のプロ業者
こんにちはパソコンサポート仙台宮城・店長の平山です。

どこで相談してもダメ!プロでも分からなかったネット障害を解決しました

今回のご相談は、ある日からいつの間にかご夫婦の使われていたスマートフォンが自宅のWi-Fiに繋がらなくなってしまい、それに気づかずにスマホでYoutubeなどを使い続けた結果、携帯事業者から「パケットを使いすぎ(通信しすぎ)ですよ」というお知らせが来てしまった、という内容です。ご相談自体は、まあよくあるトラブルではあります。

そこで、お客様ご本人が慌てて携帯事業者(ソフトバンク)の相談窓口に行ってみたり、家族や親戚でスマートフォンやWi-Fiをよく使っている人に見てもらったりしたけれど、「他の人のスマートフォンやパソコンは繋がる」「ご夫婦のおそろいの2台のスマートフォンだけが繋がらない」という謎の現象について、結局、誰も解決できなかったそうです。…これはなかなか骨がありそうな案件ですね。

スマホがワイファイに繋がらない!

結論を言えば、無事に復旧しました。セキュリティ上、SSIDは白抜きで隠していますが「接続済み」になっています。(実際のスマートフォン画像)

原因は製造5年経ったBuffalo製Wi-Fiルータのトラブル。

現地で当店スタッフ(つまり店長の私)が30分ほど調べました結果、Wi-Fiルータに問題があることが分かりました。経年劣化もしくは最新ファームウェアアップデートの不具合のいずれかによって、「特定の設定の場合に、特定の通信機器にのみ、DHCP経由でのIP割当てが上手く行かない」という状態になっていることが分かりました。平たくいうなら、全部ではなく一部だけ壊れている状態ですね。こういう壊れ方をすると、今回のような大変な混乱が起こりがちです。

わたしの25年の経験上、こういう機器の異常は、しばしばあります。動作ランプも正常で、とある機器に対しては正しい反応なのに、しかし一部の機能や一部の機器に対してだけ異常が発生してしまうというパターンですね。理不尽なことではありますが、動作ランプや他の機器からの反応をみて論理的に考えても問題が分からない、こういう中途ハンパな壊れ方をしてしまう事も有りえます。

機器交換せず設定調整のみの応急処置で解決

ルーターを新品に交換すれば解決ではあるのですが、その分のお金と買ってくる手間と時間がかかりますから、せっかくなのでその場でルーターとスマートフォンの設定を変更して、まだしばらく使い続けられるように調整してきました。

具体的には、ルーター側ではBuffalo特有の「インターネット@スタート」機能を停止させたり、スマートフォン側では、DHCPに頼らないIPアドレスの静的設定などです。このへんは長年インターネットやWi-Fiのトラブル解決に関わってきたノウハウですね。

とにもかくにも、お伺いして一時間程度で、ほぼ元通りにインターネットの利用環境が復旧できました。応急処置ではありますが、また何か不具合が起きましたらすぐ駆けつけます!ということで、今回の案件は一旦終了です。

自分としても、即時復旧できるとホッとします。なかなか解決せずに何回もお伺いしたり、日数がかかったり、余計に費用が掛かったりするより、気持ちがスッキリしますね。