パソコン出張修理のパターン「その場で直る場合」「日数がかかる場合」「直さない場合」の違いは?

パソコンサポートせんだいみやぎ・パソコン修理・パソコントラブル対応のプロ業者
こんにちはパソコンサポート仙台宮城・店長の平山です。

「パソコンの調子がおかしい」とご連絡を頂いた際の主な対応の違い

過去、出張パソコンサポートの仕事をして二十数年、私1人でのべ15,000件以上の案件を担当して来ました。その内容を「対応の違い」ごとに、以下の3つに大別してご紹介します。どのような場合にそうなりやすいか、という参考にして頂ければ幸いです。

  1. お伺い先で即修理・復旧が可能なケース(軽度)
  2. 何日かお預かりして修理・復旧が可能なケース(中度)
  3. 修理不能またはお買い替えをお勧めするケース(重度)

1, お伺い先でパソコンを即修理・復旧が可能なケース(軽度)

お伺いしてすぐ修理や復旧が可能なケースは、それなりに多いです。

  • パソコンが起動可能かつ、デスクトップ画面で操作が可能で、一部のエラー表示やセキュリティ警告表示などでお困りの場合(電子メールの送受信エラーや、虚偽のウィルス検出表示、その他サギの対処なども含みます)
  • パソコンが起動不能だが、比較的容易に交換・取り外しが可能な部位の異常である場合(マウス、キーボード、内蔵メモリ、光学ドライブ、電源アダプター、一部機種の無線LANアダプタ等)
可能ならその場で修理してしまいます

こういった場合は、スタッフが呼ばれたその場で復旧出来る可能性が高いです。「デスクトップ画面まで到達できるかどうか」が大きな目安になります。普通にマウスやキーボードでの操作が可能であれば、安心度は高いです。とはいえ、そこまで到達できずとも何とかなるケースもありますし、デスクトップ画面が操作可能でも状態次第では大掛かりな修理が必要になることもありますので、この目安も「絶対」というわけではありません。

結局、詳しく診断するまで確かなことは分からないのですが、当店に診断のご予約を頂いた際にそういった状況をお伝え頂ければ、以後の対応がスムーズになり、良い結果に繋がりやすくはなります。無駄な作業や、的はずれな準備などをせずに済みますので、問題解決までの手順と期間が減るわけですね。

2, 何日かパソコンをお預かりして修理・復旧が可能なケース(中度)

その場での修理が難しい場合、つまりパソコンを数日~最大2週間ほどお預かりして直さなければならないケースも、かなりあります。これは主にスタッフの技術レベルが高いか低いかの問題ではなく、以下のような「どうしても仕方のない事情」がある場合です。

  • 大量の内部データを、時間をかけて救出しなければならない場合(パソコンの動作速度や記憶装置の劣化状態にもよります)
  • 何らかの部品の、取り寄せが必要な場合(当方で常備している汎用的な部品でなく、その機種やお客様のご要望に合わせた特殊部材の取り寄せが必要な場合等)
  • 単純に、所要時間がかなり長くなる場合(システムのリカバリー及びアップデート、その後の環境設定の復元など、その場で普通にやると数時間~半日以上掛かってしまうような場合)
記憶装置(ハードディスク等)の部品交換を伴う場合は、特に慎重にならざるを得ません

出張診断をする前に、お預かり修理になるかどうか判断することは非常に難しいです。が、例えば、ある日パソコンが点かなくなって当店にお電話頂いた際に、「ここ数週間~数ヶ月は動作が極端に遅くなっていた」とか、「フリーズしやすくなっていた」「ときどき青いブルースクリーン画面に切り替わっていてそのたびに再起動して使っていた」「購入から6~8年以上経っている」などの聞き取り情報があれば、『お預かり修理になる可能性が高いです』といったお答えがしやすくなります。

3,修理不能またはお買い替えをお勧めするケース(重度)

また、パソコンの状態によっては、お客様の利益を考えた上で「(当店で)修理するべきでない」と思われるケースもあります。

  • パソコン購入時の保証期間が残っている場合(メーカー修理対応をオススメします。ただしメーカー修理ではパソコンの内部データが消去されてしまう可能性が高いので、内部データの保全のみお手伝いする場合が多いです)
  • 落下による故障や、水濡れなど、ほぼ全損に近い場合は、直すより買い換える方が安くなります。例えば、液晶が割れるほどの衝撃があった場合は内部の部品や外装にも問題があることが多く、またノートパソコンなどの起動中に飲み物などをこぼした場合は、水分の量や浸していた時間に関わらず内部の基板のほとんどにダメージがあるためです。そういった場合は、まずはパソコン内のデータの取り出し可能かどうか、だけを最優先で確認し、パソコン本体については買い替えをお勧めするケースが多くなります。
  • パソコン発売時より10年以上を経過しており、今後のセキュリティアップデートに対応できそうにない場合も、乗り換えをお勧めしています。Windows7以降の機種であれば、部品交換やOSアップグレードなどでまだ数年以上は通常通りの使用が出来る可能性が高いですが、それ以前(Windows Vista、XP、Me など。また、Winddows7を7のままで使いたい場合も問題有り)の世代のパソコンは、令和4年の現在では様々な制限のために満足にパソコンとしての性能を発揮出来ません。費用をかけて直すべき理由(旧型パソコンで無ければ動かない業務ソフトがあったり、インターネット無しのワープロとして使えれば良いなど)がなければ、買い替えをお勧めしています。

廃棄パソコン無償引取
データを取り出したあとの古いパソコンの引取りも承ります。
(一回に一台まで。ブラウン管モニタは引取不可です)

お電話でお問合せいただければ、料金の大体の目安をお伝えいたします。

正確な見積は、パソコンの実機を拝見しなければなりませんが、おおよその見通しであれば電話越しでもお伝え出来るかと思います。

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