a disk read error occurred エラー表示でパソコンが起動できない!
A disk read error occurred
Press Ctrl+Alt+Del to restart
こんな表示が出て、パソコンが起動できない!
というご相談があり、さっそくお客様宅にお伺いしてきました。
このエラーの意味を簡単に言えば、起動ディスクに異常があります!ということです。しかし、こうなってしまう原因には、複数の可能性があります。
お電話などでは特定がなかなか難しいため、私のようなパソコントラブルに詳しい人間が現地で実機をもとに調査するのが、結果的に早くて確実な対応かもしれません。
エラーの原因と対応例
結論から言うと、このエラーが出た場合は、以下の3パターンの対応になります。
※以下、当記事の料金表示は、記事掲載当時のものとなります。最新の料金は料金設定のページでご確認ください。
(1)症状:軽い。4000円~で修復可能。
- 設定が狂っただけ。
- 部品(ハードディスク)も故障していない。
症状が軽い場合は、Windowsのインストールディスク等を使って、その場で復旧可能です。チョチョイっと作業すれば、とりあえずは元通りになるケースです。これはかなりラッキーな例ですね。およそ1割ぐらいの案件がこれです。その後、なぜそうなってしまったか、という原因調査も行います。今後、同じ状態になったときの直し方も(ある程度は)お話できます。
(2)症状:中程度。10,000円~で復旧可能。
- OSが深刻なトラブルを抱えている。
- 部品(ハードディスク)は傷んでいない。
Windows XP や Vsita など、根本となるOSのシステムデータがウィルスなどで大きく壊されていると、OSを丸ごとインストールし直し、ということになります。時間が掛かるので、一度お預かりすることになります。
まあ、この場合でも、ユーザー様の写真やメール、書類などの内部データはカンタンに取り出しが可能ですし、症状としては軽い部類に入ります。パソコン付属のリカバリディスクなどを使えば、データの復元や、インターネットの再設定などを含めて、まとめてセット料金でお安く対応できます。
(3)症状:重い。復旧には20,000円~
- 部品(ハードディスク)が傷んでいる
ハードディスクが痛んでいると、かなり深刻です。内部データの取り出しも、難しくなります(時間と費用がハネあがり、復元成功率も下がります)。ハードディスクを交換した上で、OSの再インストール、という流れになります。出来れば、これで無いことを祈りたいですが、ハードディスク自体、ほぼ消耗品扱いの壊れやすい部品ですので、全体の7~8割程度は、これにあたりますね・・・。
今回の症例は(3)!そしてパソコンの付属品が無い!
さて、今回のお客様の場合は・・・
パソコンを診断させて頂いた結果、ハードディスクは認識可能ではあるものの、かなり痛んでいました。そのままではシステム復元ができません。部品交換が必要です。
さらに、ハードディスク交換後に必要となる、パソコン付属の「リカバリディスク」や「Microsoft Office」などのディスク類は、紛失してしまっていました。そうすると、修理の際には、取り寄せか、代替品を用意しなければなりません。その分の費用が増えてしまいます。
さて、こうなると、修理は20,000~30,000円、データ復旧を希望される場合はさらに上乗せ、ということになります。今は40,000円程度で新品が買える時代です。結局、6年前のパソコンを修理するよりは、買い換えにしよう!と言うことになりました。
今回の診断費用は4,000円!買い換えのご相談は無料
さて、以上のことをお伝えして、診断費は最低出張料金の4,000円。
またそれだけでは申し訳ないので、買い換えの際の注意事項や、必要な知識をアドバイスさせて頂きました。安く購入するための方法などもご紹介しました。
修理費用を安く抑えるためには
- 早めに対応すること。
パソコンは、人間の体などと違って、勝手に直るということはほぼありません。放置することで、より症状が酷くなる場合が多いです。変なエラーが出る、駆動音がいつもより大きい気がする、など、パソコンが普段と違う状態になったら、お早めにご相談ください。
- 付属品は捨てずに取っておくこと。
普段使わないからといって、付属のCDやDVDを捨ててしまうと、イザと言うときに買い直さなければなりません。パソコンの箱などと一緒に、取っておきましょう。また、「壊れる前に自分で修復用DVDを作っておきましょう」という仕様のパソコンも存在します。一度、マニュアルには目を通しておきましょう。面倒ではありますが、それによって、イザという時の費用が数千円~数万円は抑えられます。
以上、パソコンサポートの平山でした。