【富谷市】MacBookAir(MBA)の容量が少なすぎるからWindowsのみインストールしてみた【対応事例】
MBAの容量が一杯で使えないというご相談がありました
お客様の所属先から払い下げられたMacbookAirについて、Cドライブの容量が一杯で何もできない!改善したい!というご相談を頂きました。
実際に起動してみると、アップデートができません!〇〇をしてください!などの表示ばかりで、作業はほとんど出来ません。これは、もともとの容量が120GBしかないMBA機種において、Macに始めから備えられている「BootCamp(ブートキャンプ)」という仕組みを使って、MacOSとWindows10を両方とも使えるようにして、少ない容量を2つのOS用に”半分こ”して使っていたためのトラブルですね。
MBAの低容量製品としては、本来の設計としては想定していない使い方でしょうが、やろうと思えば出来てしまうんですよね。Bootcampで2つのOSを導入して、始めのうちはそれぞれで便利に使えるのですが、後から様々なソフトを追加したり、アップデートを繰り返しているうちに容量が全然足りなくなってしまった、というわけです。この仕事をしておりますと、よく見かけるトラブルではあります。
ご相談の結果、MacOSとWindowsの共存をやめて1つにすることに
この状況をもとに、いくつか取りえる選択肢(以下の3つ)をお客様へご提示しました。先に結論を言うと「Windowsだけ使えるようにしたい!」というご要望を頂いて、そのようにしました。
- 不要なファイルやアプリを整理、削除などして、若干の余裕を作る(ただしアップデート等が溜まっているため数週間も保たない)
- 使うOSを1つに絞る(MacOS または Windows のいずれか)
- OSを共存させるのなら「Bootcamp」ではなく「Parallels(パラレル)」等の、容量を割らずに共存できるソフトを導入する(ただしコスト増となります)
いろいろと選択肢はありますが、もともとの容量が少ないことや、管理のし易さを考えると、私から見ても「2」が合理的な選択肢であるように思います。私がそう思っていても、始めから決めつけずに、お客様へきちんと情報を開示したうえで、お選びいただくことが非常に重要です。
MBAにWindows10のみクリーンインストールして必要アプリ追加して完了!
記事上部で「こうなったのはBootCampのせいだ」と書きましたが、問題を解決してくれるのも、またBootcampのシステムなんですね。問題解決までの手順を軽くリストにしますと、
- MacOS側で起動して、次の工程のために、まず十分な空き容量を確保する。(不要なデータやアプリの削除など)Mac自体にも空き容量が足りないと次の工程が出来ない。
- MacOS上で「Bootcampアシスタント」でWindowsインストール用メディアを作成する(充分な容量のUSBメモリ等が必要です)
- Windows側で起動して、使用中のWindows10のライセンスキーを表示させ、記録しておく
- システムを完全に終了させ、インストール用メディアから起動し直し、インストールシステム内での操作でSSDのパーティションを1つに統合し、Windows10を単独でインストールする
- Windows10が立ち上がったら、インストール用メディアからBootcampアシスタントを追加インストールし、足りないドライバ等を補完する
- 各種ブラウザ、オフィスソフト、その他お客様にとって必要なアプリケーションを追加する
- 各種アップデートを行う
- 外装をアルコール消毒して完了!
今回のサービス料金総額(税別)
- 出張診断料金 4,000円
- OS再インストール、システム改変作業料 20,000円
- 割引券使用 ー1,000円
- 計23,000円となりました。