ネット投稿での「ハッシュタグ」使用は控えめが良いかも。
今後は、ネット投稿での「タグ」の多用は止めた方がよさそう
今回の記事の結論を先に書きますと、自社ブログや、X(旧ツイッター)やFacebookなど各種SNSで、ハッシュタグ、いわゆる「タグ」をベタベタと沢山つけるのは止めた方が良いかもです。
移り変わりの早いネット世界ではいつものことですが、ある時期の参考書や指南書、ネット上の解説サイトや有料の「必勝マニュアル」に「閲覧数を増やすためにタグをいっぱい付けましょう」と、まるで常識のように書いてあったというのに、しばらくすると「ソレばっかり」をやる人が増え、いつからか「スパム行為」と見なされるように変わってしまった…いつものパターンですね。
古くは2000年ごろ、インターネット黎明期のビジネス用ウェブサイトでも、「ページの後半に不自然に検索用の単語を無意味に連続で書き込んでおく」などの手法が広まり、そのすぐ後にYahooなど検索サイトからそのようなサイトは除外されるなどの歴史がありました。2020年代の今も、そのようなイタチごっこは続いているようです。
インターネット投稿における「ハッシュタグ(タグ)」とは
各種のSNSなどの投稿時に、その記事や動画などを分類し関連付けるための「キーワード」を「#」記号と組み合わせ「#SEOの基礎知識」などと表記させてくっつけておくことです。それによって、ほかの人たちが検索で探す際に見つかりやすくなり、結果として、閲覧者が増える、広告効果が上がるから、「出来るだけやった方がよい」とされてきました。
検索対策としてのタグの効果が減っていることが確認されています。
Google検索の場合
当店のこのサイトのこの投稿でもそうですが、Wordpressなどで付けた「タグ」、それによって自動生成されたページは、以前は検索の対象として認めてもらえていた(インデックス登録された)が、今では、ほとんどGoogleの検索の対象にしてもらえなくなっています(インデックス未登録にされる)。
コンテンツの整理や、サイト内部が被リンクで辿りやすくなるなどの効果はありますが、以前のように「やればやるほどSEOで有利」では無くなったと言ってよいかと思います。少なくとも、むやみにタグばかり増やしていると、サイト全体の評価が下がる可能性もあります。
当サイト内での「タグ」自動生成されるページの「インデックス登録」状況(Google Serch Console)
YouTubeの場合
YouTubeの動画投稿の場合でも、はっきりと「やりすぎはスパム扱いするぞ」と記載されています。
こちらも同じGoogleの運営するサービスですので、タグに関する姿勢は同じという事ですね。やりすぎは禁物です。
ユーザー(見たお客さん)にも嫌われる可能性が高いです
今後タグを多用した投稿は、Googleなどの運営元企業だけでなく、ユーザーさんからも、ますますスパム(迷惑)投稿として見なされやすくなっていきます。
タグばかりで見た目がうるさくなってしまうと、本来見て欲しいお客さんからも、読み飛ばされたり、ブロックされてしまう(以後ずっと見られなくなる)可能性が高いです。宣伝目的としては、全くの逆効果、本末転倒ですね。
タグはもっとも重要なもの1つか、多くても2~3個までにすることを推奨します
結論としては、タグは必要最小限の数に留めて、多用しないことをオススメします。
当店でウェブサイトやSNSの運営についての指南や指導を行う際にも、お客様には「やりすぎは逆効果だよ」とお伝えします。