【SEO】新規サイトでの記事投稿頻度は抑えた方が良い?【インデックス未登録問題】
【コンテンツSEO】関連キーワード入りの記事を多く書く、が定石だが…
Googleの検索ランキングを上げたい!検索結果で1位表示されたい!そしてウェブサイトからのお問合せと売上がいっぱい欲しい!…そのために、店舗経営者やWeb広報担当者は、ウェブサイトの更新に日々血道を上げているわけで、それは当店と私も例外ではありません。
ここのところ、毎日1本の記事投稿!をノルマに、1,000字を超え、かつ中身があり、業務とも関連のあるキーワードの多い記事を心がけてコンテンツSEOに勤しんでいたわけですが…
どうもこの10日間ほど、アクセス流入が伸び悩んでいるというか、減り始めました。え?なんで?
そもそもウェブサイト開設から3ヶ月も経っていない上、たかが10日間の傾向ですし、慌てずに経過を見るのが最善かとも思いましたが・・・
問題があるなら早めに知っておいた方が良いですし、ここのところ記事を書くことばかり意識していて、サイトの内部についてほとんどチェックしていませんでしたので、良い機会なので色々と調べてみることにしました。
最近の主力だった記事がインデックス削除されていた
ウェブサイトの状態が分かる「Googleサーチコンソール」で内実を調べてみると、当サイトでアクセスを稼いでいた記事のいくつかについて、インデックスを削除されていました(Googleの登録を外されていました)。せっかくの人気記事なのに、いつからか、検索結果に出なくなっていたわけですね。これはひどい。
さて、アクセスが減った直接的な原因は分かりましたが、今度は「なぜ登録から外れてしまったのか」という謎が出てきました。この記事のURL(パーマリンク)を変えたりなどもしていませんし、そもそも最近は記事の追加しかしていません。自分側には、思い当たる原因が無いはずです。
気づけばコンテンツの過半数がGoogleにインデックス(登録)されていない
そして、おそらく登録を外されているのは先程のページだけでは無いだろうと思いまして、サイト全体の情報を見てみました。
すると、実に当サイト内コンテンツの約68%がGoogleの検索結果から「除外」されていました。せっかく書いた記事の3分2以上が、まったく意味の無いものになっているわけですね。
そしてグラフの動きをよく見ると、有効ページの増加数より、除外ページの増加数の方が多いです。私はこれまで、中身のある記事は書けば書くほど良いと思っていましたが、どうもそうとは限らないようです。
むしろ、ドメイン移転前(sapporo-pc-support.com)の時に有効だった記事がどんどん除外されてしまって、評価をまったく引き継げていないことになります。
歴史の浅い弱小サイトはGoogleからクロールやインデックスの割当てが少ない?
Googleの自動巡回ロボットさん、もっとウチのサイトの内容を見に来て(クロールして)、検索対象のページとして登録(インデックス)してよ!と思うのですが、すでにこちらで出来ることは色々やっているんですよね。Wordpressのプラグイン等を使用し、記事を投稿する度に「サイトマップ」に追加していますし、Googoleに通知も行っています。
でも色々とSEO関連のサイトを巡って調べているうち、「逆にやりすぎが良くないのでは?」という仮説に行き着きました。
- (当サイトのような)歴史の浅いドメインであるほどインデックス未登録になりやすいという報告が多い
- ドメインが「古いほど有利」なのは周知の事実だが、逆に「新しい歴史の浅いドメイン」は明確に不利
- 具体的には、Googleがサイトごとに設定しているクロールの頻度と深度で差が付けられている
- つまり新しいサイトは、情報量を盛りすぎると「登録できる限界」に引っかかってしまい、本来もっとも重要なはずのページがインデックスされなくなってしまう危険性がある?
- いつ頃からかは不明だが、比較的最近(2021年半ば?)にその傾向が強まったらしい。
- クロールにかけられるGoogle側のリソースが足りなくなってきたからでは、と言われている(真偽不明)
※クロール頻度についての設定は、Googleがサイトに合わせて自動的に行っており、ユーザー側の意向で増やすことは基本的に出来ない(制限して減らすことだけは出来る)。先程のように、ページ単位で「インデックス登録をリクエスト」することは出来るが、効果は限定的。
インデックスされないページの品質が低いとは限らない
Googleサーチコンソールで「除外」ページの理由の内訳を見てみると、一番多いのは「検出 ‐ インデックス未登録」です。これが、今現在の弱小サイトである当店の上限を超えてしまって、登録待ちになっている分だと考えられます。いくつかのSEO対策ブログなどで、こうなってしまう理由を「記事の品質が低いからだ」と断じている所がありましたが、そうとは限らないようです。
なぜなら、当サイトで過去に人気のあった記事(文量も多く、検索でも上位表示されており、アクセス流入も多かった記事)がいくつもこの「検出 - インデックス未登録」に入れられていましたので、少なくとも当サイトの場合は、記事の品質の問題では無いと考えています。
不要なページ、自動生成ページについてはクロール依頼しない方が良さそう
と、ここまでの仮説に従いまして、今後は「Googleに送れば送るほど良い」のではなく「内容を厳選しよう」という方針に切り替えることとしました。
そこでまずは最初に、「Xmlサイトマップ」を作成してくれるWordpressプラグインの設定で、今後は自動生成されるページ(カテゴリー、アーカイブ、投稿者、タグごとに作られるページ)はサイトマップに掲載しないように設定を変えました。
質の低いページを手動でGoogleインデックスから削除
また、Googleサーチコンソールの削除依頼画面にて、当サイト内の内容の薄いページ、自動生成系ページについて、どんどん登録を削除することとしました。
従来は、内容に問題があって世間に見せたくないページなどを検索から外す機能ですが、サイトごとにインデックス数に限界があるとするならば、不要なぶんを消すことには重要な意味があるのではないでしょうか。(あくまで推測です)
当面は内容を厳選し、インデックスの整理を重視
今後はページをやたらと増やすのはやめ、以下のような作業と対策を行いたいと思います。
- 上記の削除ツールで不要ページのインデックスを削除
- 過去の人気ページのURL変更、文面の軽いリライト、その上で登録を再リクエスト
- インデックスは消すが、サイト内のタグやカテゴリー自体は内部リンクのために残す
- 関連性の高い被リンクの獲得
- あとはインデックス登録されるのを気長に待つ
そうして、しばらくは新規投稿のペースを落とします。そもそも、記事数は足りているはずなんですよね。ドメイン移転前の「札幌パソコンサポート」時代は、従来の記事数のみで検索上位に出ていたわけですから。
厳選するためにある程度の数の記事は書くべきだが、初期はやりすぎに注意
記事の数が少なければ、そもそも人気のある記事、評価されている記事が抜粋できませんので、ある程度は書くべきではあります。その上で、ウケの良い記事を重点的に残していくという方法は、今後も重要だと思います。
が、記事ごとにタグをいっぱい付けて自動生成ページを増やしたり、内容自体も薄っぺらい粗製乱造ページばかり作っていると、成果はあまり上がらないことも確かです。
これまで当サイトでは、1回1回の記事自体は頑張って中身を考えていましたが、それが正攻法だとしてもやりすぎは禁物、ある一定のラインからは「足を引っ張っている他の部分」に目を向ける必要がありそうです。いやー、サイト運営って難しいですね。
こちらの記事が参考になりました。
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