パソコンの故障部品トップ5【修理屋さん視点】

パソコンサポートせんだいみやぎ・パソコン修理・パソコントラブル対応のプロ業者
こんにちはパソコンサポート仙台宮城・店長の平山です。

パソコンで最も壊れやすい・異常が起きやすい部品は?

24年以上、壊れたパソコンの出張修理などに呼ばれるお仕事をしていますが、過去の経験から「最も壊れやすい部品」を挙げて見たいと思います。とはいえ、いつかはどんな部品でも壊れますので、より正確に言い換えるならば「より短期間に壊れやすい部品」「平均寿命が短い部品」と言ったほうが良いかもしれません。

※注意

  • 通常使用範囲での異状のみです。落下や衝突や水没などの故障は除外しています。
  • 当店の特性上、出張対応での事案が中心です。持ち込み修理などがメインの店舗では結果が異なると思われます。
  • ノートパソコン、デスクトップ(タワー型)パソコン、液晶一体型パソコンなどの区別なく、総合したものになります。

さてどんどん挙げて行きましょう。

第5位・USBポート(給電出来ない・認識しないなど)

意外に異常が起きやすい部位が、USBポートです。外部に剥き出しかつ接触の多い部分なので、様々な理由で劣化しやすいものと思われます。また、厳密には故障では無いのですが、給電規格の違いや電源装置の能力(や劣化)などによって、古いパソコンのUSBポートでは最新機器の充電ができなくなったり、スマートフォンとケーブル接続しての写真データの移動などに、支障が起きる場合もあります。

出張先ですぐ対応できる、安価な解決方法としては、外付け式のUSBハブ(ACアダプタ付きで給電能力を強化したものが望ましい)を使用したり、充電のみが目的の場合はパソコン以外の電源を使って頂いたり、スマートフォンのデータ移動は非ケーブル式(クラウド経由など)で行うなどの、姑息的(間に合わせ)対応が多いです。本格的かつ根本的に正常化しようとすると、かなり大変な箇所です。

第4位・光学ドライブ(再生できない・開閉しないなど)

光学ドライブ

使用頻度次第では、光学ドライブもかなり故障が多くなります。フタの開閉やディスクの回転など、機械的な動作が多い部分はどうしてもトラブルの原因になりがちです。また、情報を読み取る光学ヘッド部分が作動せず、ディスクは回転すれども情報は読み取れない、という症状もよく見られます。

また、光学ドライブの故障を疑う前に、ディスク側の傷の有無も確認が必要ですし、市販のCD-ROMでない手作り系CD-Rなどの場合はキチンとした処理が行われているかやデータ内容や機器との相性なども原因になりえるため、診断には少し注意が要ります。

これもドライブに問題があると分かった場合、外付け式の光学ドライブを接続するなどの代替案で解決することが多いです。外付け式であれば、約\2,500~で入手可能(DVD対応マルチドライブの場合)なので、交換するよりも安価に済みます。

第3位・キーボード(入力不能・誤入力・破損など)

キーボードも、使用頻度や指圧の強さなどによっては壊れやすい部品です。

単純にプラスチックで出来たキーの一部が欠けてしまったり、キーを押し戻すバネ(ゴム、金属、プラスチックなどタイプは様々)がダメになってしまったり、基盤の接触部分が摩耗や汚れなどで反応しなくなってしまったり、パソコン内部での接続ケーブルが接触不良になってしまったり、などなど様々な原因で、特定の文字が打てなくなったり、逆に特定のキーが押しっぱなし状態になったり、全体的に反応しなくなったりと様々な症状が現れます。

全てが同じキーボードでは無いですし、故障原因も様々ですので、「壊れたキーだけを取り替えて!」という対応は実質的にほぼ不可能です。まるごと交換が基本的な対応になります。外付け式の1,000円程度のキーボードを取り付けて終わりの場合は簡単ですが、ノートパソコンの内蔵キーボードを交換する場合は、部品(キーボード基盤)の取り寄せと、分解・交換でやや日数を頂きます。

あまりお勧めはしていませんが、「ソフトウェアキーボード」機能を使うことで、キーボード無しでもマウスだけで文字入力をする事も可能ではあります。廃棄予定のパソコンで、とりあえず内部のデータ取り出しなどの操作のためだけ、などの場合は、わざわざキーボードを購入しない場合もあります。

第2位・Wi-Fiアダプタ(通信できないなど)

パソコンでインターネットできなくなった!と呼ばれて出張診断した結果、内蔵の無線LANアダプタ(Wi-Fiの電波を受け取るアンテナ部分)が異常を起こしているケースがしばしばあります。

厳密に故障ではなく、新規に取り付けたWi-Fiルータとの相性問題が出ている場合や、規格が古すぎて最新のWi-Fi規格と合わないなどのケースも稀にありますが、ユーザーさんにとっては「ダメになった」という事実・認識は変わりませんし、結局は交換などの対応が必要になります。

これは主にノートパソコンでのトラブルですが(オフィス用やゲーム用のデスクトップ型パソコンでは有線接続される方が主流)、内蔵部品を交換するとなるとやはり日数やコストが掛かるため、上の写真のような外付け式のWi-Fiアダプタを取り付ける事で対応するパターンが多いですね。

第1位・ハードディスク(動作が遅い・認識しないなど)

そしてもっとも「異常」としてご相談を受けるのが、パソコン内蔵の記憶装置・ハードディスクの劣化や故障によるものです。

デスクトップパソコンでもノートパソコンでも使用している部品ですし、他の部位と違ってパソコンを使う以上は必ず動作する部品ですし、そもそもが消耗部品に近い性質を持っており、全体的な寿命も5年前後(3~7年程度)と非常に短いため、トラブルとして表れる頻度は非常に高いです。

従来よりパソコンの動作が遅い、頻繁にフリーズする、データが読み取れないなどの症状が出始めたら、内部データの取り出しが比較的カンタンに出来るうちに、お早めに交換とデータ移行を行うべきです。

メーカー修理に出してしまうと内部データの保障はまったくされずに消去されるケースも多いですが、非メーカー系の修理店(当店含む)であれば、データを温存しつつ修理できる場合は、ちゃんとそのように対応してもらえる可能性が高いと思います。

さいごに・上記はあくまで「当店の場合」です

各部位の故障への対応内容として、根本的な修理でなく「間に合わせ」対応が多くなるのは、当店の方針として「なるべくその場で(早期で)解決できること」「(使用不能期間が最小となるように)なるべくお預かりしないこと」「安価にすませられること」などを優先しているためです。

また、持ち込み修理がメインのお店では、見た目でも分かりやすい破損や電源異状など、誰の目でも明らかな「故障」による持ち込み修理案件が多くなってしまうのに比べて、当店のような出張診断メインのお店では、見た目では分かりにくい(部品の故障なのか設定や使い方の問題か判別できていない)時点でのご相談が多くなるため、事情や結果が異なるものと思われます。

ともあれ、ユーザーさんが「特に何もしていなくても(通常使用の範囲なのに)壊れやすい部品」としてのトップ5は、上記でほぼ変わらないと思いますので、ブログ読者の方々にとって、何らかの参考になれば幸いです。