古いパソコンでWindows11をインストールまたはアップグレードできない理由

パソコンサポートせんだいみやぎ・パソコン修理・パソコントラブル対応のプロ業者
こんにちはパソコンサポート仙台宮城・店長の平山です。

今回は、間もなく10/5 より提供開始される予定の「Windows11」導入に関する基礎知識です。以下に要点だけを箇条書きにしますが、専門的な用語も多いので、めんどうな方や理屈なんてどうでもいい!という方は、見出しや、太字の部分だけ読んで下さい。

2017年後半以降に発売されたパソコンであればWin11に出来る可能性がある(絶対ではない)

  • まず基本的に、Windows11を導入できるパソコンについては、ややハードルが高い。
  • 機械的にセキュリティの高い設計で作られている必要がある。ココ数年の業界内の大事件、「Intel社のCPUに設計時点でセキュリティの穴(脆弱性)があった」という出来事の影響が大きいと思われる。
  • 具体的には、新しい世代のCPUを使用していること、そしてTPM2.0というセキュリティ装置を内蔵していること。
  • Windows11導入可能なCPUは、2017年後半以降のもの(Intel 第8世代 または AMD Ryzen 2000以降)
  • 年代で条件に合っているように思えても、実際の導入時にチェックではじかれる場合もある。
  • 正式配布の前後で条件が緩和される可能性もゼロではないが、そもそもの方針から言って大幅には緩和されないと思われる。
  • 条件ギリギリのパソコンに導入してもトラブルが多いため、基本的にはごくごく新しいパソコンで使えるOSだと考えたほうが無難

Windows7や8から10にアップグレードしたような古いパソコンでは無理

  • 上記のような条件と経緯があるので、2017年以前に発売された古いパソコンにWindows11をインストールすることは基本的に出来ない。
  • Windows7やWindows8.1からWindows10にアップグレードしたパソコンを使い続けている人は多いが、そういったパソコンをさらにWindows11にアップグレードして使うという選択肢は、よほど特殊な例を除いて、ほぼ不可能。
Windows10が動いていても、古いパソコンはWindows11の導入チェックすると、無理と表示される。

適応条件に合わないパソコンを、部品を取り替えたりメモリ増設すればいける?→無理

  • 性能が不足なら、部品を追加(増設)したり交換したりすれば出来るのでは?と考えがちだが、その方法で条件をクリアさせようとしても、ほぼ無理。
  • CPU交換および、TPM2.0の後付けが可能なパソコンも一部には存在はするが、一般的ではない。
  • 速さや容量の問題ではないので、内蔵メモリを増やしたり、記憶装置を高速なSSDに交換するなどして、「性能を底上げして、CPUやセキュリティ部分の不足を補う」ということは出来ない。
6~7年前に最高級品だったノートパソコンを、さらに良い部品(メモリ・SSD)などに変えたパソコンでも…
windows11アップグレード失敗
Windows11をインストール(アップグレード)しようとすると、やっぱりNG画面になってしまう。
そもそも機械の部分が条件なので、設定のテクニックや知識や技術ではどうにもならない。

Windows10のサポート期限は2025年10月14日なので、古いパソコンについては、それで間に合わせたい

  • じゃあどうするの?今のパソコンは捨てるしかないの?というと、そんなことはない
  • ほとんどの現役パソコンは、Windows10の状態で2025年までは使い続けられる
  • すでに5年以上使っていて合計10年以上使えるなら十分と考えるべき。機械の寿命の問題もある
  • もしまだWindows7や8.1を使っている方は、Windows10にアップグレードしておくことを推奨
  • 7や8については、Windows11開始に合わせて各企業やWebサイトから「足切り」される恐れも‥

諦めきれない!もっとちゃんとよく調べて!という方は出張訪問で調査します

  • そんな悲観的なことばっかり言って!自分のところの仕事や売上を増やしたくて、本当は出来るのに出来ないって言ってるんじゃないの?!と思われた方もいるかも・・・?
  • ご希望の方には、実際にお伺いした上で、Windows11(評価版)のインストールディスクをお持ちして、実際に導入できるかどうか実演いたします。(出張診断費のみ頂きます)