子育て世帯がスマートスピーカー(アレクサ対応)を導入して”超”便利になった5つのこと
3歳と7歳のいる家庭の実体験!「音」と「声」を活用してスマート生活
スマートスピーカーとは、無線LAN(Wi-Fi)でインターネットに繋がるスピーカーです。代表的なものとして、アマゾン社の提供する「エコードット(Echo Dot)」シリーズなどが有名です。
コレを導入すると生活がかなり便利になるのですが、未体験の方には、いまいちピンと来ないと思います。それもそのはず、「声」や「音」といった、聴覚を活用した新しい仕組みのため、視覚的なイメージが湧きにくいんですよね。
今回の記事では、具体的に「こんな風に便利ですよ」という紹介をしたいのですが、機能や使い方が非常にたくさんありますので、特にその中で「子育て中のお父さんお母さんにとって便利!」という部分に絞って記載したいと思います。
1,家事などの作業を中断されない!
小さな子供は、小さなことでも親を頼ります。未就学児はもちろん、ある程度自分で自分のことを出来るようになった小学生でも、まだまだ自分で出来ないことについては親にお願いしたり、聞いたりしてきます。
それは当たり前のことではあるのですが、洗濯物を干していたり、料理中であったり、仕事中であったりすると、いちいち下らない用事(子供本人にとっては大事なことですが)で中断して対応してあげるのが、地味にストレスとして溜まっていきます。優しく「ちょっとまっててね」と言っているのに「お母さんまだー?」などと何度も呼びかけられると、溜まったイライラから、つい「待ってっていってるでしょ!」と声を荒げてしまうこともあるかもしれません。
それもまた子育て中の当たり前のシーンですし、我慢を覚えるのも大事なことではありますが、親のストレスや手間を減らすこともまた、重要なことだと思います。仕方ないとはいえ、子供に怒鳴ってしまうことで自己嫌悪する親もいます。要らないストレスは軽減しても構わないのではないでしょうか。
スマートスピーカーは、音声で色々な用事を済ませてくれます。つまり手を使わないため、自分の目と手はそのまま作業を続けながら、子供の要望に対して、ある程度のことは対応できるようになります。
スマートスピーカーで代用できる作業は、その多くがスマートフォンやリモコンで遠隔操作できる作業ではありますが、「作業の手を止めて、リモコンやスマートフォンを手にとって、数十秒の操作をして、また作業に戻る」という一連の行為が省略できるのは、私が思った以上に快適でした。
ママー、テレビで「おさるのジョージ」みたい!
アレクサ、FireTVで「おさるのジョージ」を再生して!
かーちゃん、きょう雨ふる?
アレクサ、今日の天気おしえてあげて!
これはほんの一例に過ぎません。部屋の明かり、エアコン、音楽、調べ物、その他を「口だけ」で操作できるという事実は、「戦い」に例えられる子育てにおいて、忙しいお母さんやお父さんの大きな武器になります。
2,ぐずる子供を抱っこしたまま操作できる
手を使わないという事は、子供を抱っこしながらでもOKということです。子供がぐずった時に、あやすために本人の好きな童謡や、静かで眠くなる環境音を再生するなど、手軽に指示が出せます。
(えーん、えーん)
アレクサ、アンパンマンの歌を流して。音量下げて
我が家の三歳児が好きな歌や音声番組の例
- アンパンマンのヒットソングメドレー「さんさんたいそう」など
- 絵本などで知っている童謡「どんぐりころころ」など
- ABCのうたや、NHK教育番組のうた「いないいないばぁ」など
- ディズニー絵本朗読「シンデレラ」など
3,離れた部屋へ細かく指示できる!
スマートスピーカー間で通話やメッセージ送信ができますので、子供たちを呼んだり、用事ごとに内容を変えて伝える事ができます。全ての部屋にまとめてメッセージを伝えることもできますし、部屋を指定してメッセージすることもできます。
スマートスピーカー導入前は、電池式の無線呼び出しチャイムを子供部屋に置いたりしていましたが、いちいち呼びつけてから用事を伝えるよりも、親子ともに便利になりました。
アレクサ、みんなにメッセージ「ごはんだよー」
アレクサ、お兄ちゃんの部屋にメッセージ「お風呂はいりなさいー」
4,昔話や童謡やおゆうぎなどの”音楽教材”が豊富
アマゾンプライム(月間500円)に加入していれば、200万曲が再生し放題になりますので、童謡や昔話や手遊び歌を、気軽に再生できます。わざわざCDを買ったりレンタルしたり、それをプレイヤーに掛けて再生したりするより、簡単に、子供と一緒に遊んだり、勉強したり、音楽教育ができます。
アマゾン プライムミュージックで手遊び歌
- とんとんとんひげじいさん
- おおきなくりのきのしたで
- おべんとうばこのうた
- などなど
ずっとテレビや絵本やおもちゃで一人遊びをさせておくだけでなく、手が空いた時に親が一緒に遊んであげることは、情操教育の面でも重要かと思います。幼稚園に通う前の練習や、通っている最中の復習にもなるでしょう。
また、季節やシチュエーションに合わせて、生活に音楽が取り入れやすくなります。
- クリスマスやお正月に合わせたBGM
- 食事内容に合わせたBGM(苦手な魚を食べる時に「お魚天国」を流すなども)
- おやつの時に、子供の好きな音楽をかけてあげるなど(息子には鬼滅の刃、娘にはアンパンマンなど)
- クラシックや落語や民謡などの様々な文化について、説明や教育がしやすくなる
5,子供から出かけている親への連絡が取りやすい
スマートスピーカーと、親の持っているスマートフォンの【アレクサアプリ】で通話も出来ますので、まだ自分用のスマートフォンを持っていない子供が仕事で外出中などの親に連絡したい時に、子供でもカンタン操作で連絡が取れます。オレオレ詐欺や電話営業の対策として、自宅に固定電話を置きたくない家庭も増えましたので、これはありがたい機能です。
アレクサ、〇〇(親の名前)に電話して!
お?どうしたー?
実際にこの通話機能が使われる機会はそう多くないかもしれませんが、もしものときの連絡手段があるということは、親子ともに心強いものです。
【使い方いろいろ】他にも工夫しだいで子供にとって楽しい生活を
子供にとってまるで魔法のような設備や環境を構築して、日々のいたるところで「非日常」を演出すると、毎日がより楽しくなります。
デジタルやITに馴染んでいる家庭では、親子それぞれが携帯ゲームやスマートフォンに向かうだけの生活になりがちですが、こういったシステムを導入することで、新しい生活スタイルと新しい関係性を築くことも出来るため、私としては今後もスマートホームの普及について、積極的に勧めていきたいと考えています。
ではまた、面白い使い方が見つかり次第、紹介いたします。
(今回の記事は以上です)