【お勧め】2,000円~でスマホと車のスピーカーを連動!後付可能な「FMトランスミッター」の使い方
車内で音楽などを流したい場合の強い味方、FMトランスミッター
今回はたいへん久しぶりとなる、「知っている人は知っているけれど、知らない人は知らないITアイテム」の紹介シリーズです。具体的にはすでにタイトルで書きましたが、通販サイトやカー用品店で買える「FMトランスミッター」の紹介となります。
これを車内のシガーソケットに装着すると、スマートフォンの中の音楽や動画の音声を、車載のラジオを通してスピーカーから流す事ができます。たとえば中古で購入した自動車のステレオスピーカーを使うために、今までわざわざCD-RやUSBメモリに何曲かずつ音楽データを移したりしている方はその手間がゴッソリ無くなりますし、Amazon Musicなどの聴き放題サービスに入っている場合には、それをそのまま車で流す事が出来ます。
しかも2,000円~3,000円程度で簡単に後付出来るので、最新のカーステレオシステムへ丸ごと交換する必要もなく、現状の設備を活かすことができます。
FMトランスミッターの便利な特徴
- カーラジオさえ付いていれば、車載スピーカーを利用できる。
- 大抵USBポートも付いているので、スマートフォンの充電も同時にできる。
- ウォークマンやゲーム機など、スマートフォン以外のBluetooth対応機器も接続できる。
- 操作は主にスマートフォン側になるので、操作を簡略化することで事故防止になる(スマートフォン内蔵AIへ音声で命令したり、電話の着信時は自動的に音楽が停止したり、ショートカット機能でBluetooth接続時に自動的に音楽アプリが開くようにしておくなど)
接続ケーブルの少ない「Bluetooth(ブルートゥース)」対応のものがお勧め。ただし年代に注意
FMトランスミッターを選ぶ際の注意点をいくつか申し上げますと、1つは「Bluetooth(ブルートゥース)対応」であることです。Bluetooth対応でない場合、音声データを有線ケーブルで繋いで送ることになりますが、スマートフォン側にイヤホン用のジャック(穴)が無いタイプだと接続が出来ません。
変換ケーブルを使って充電用の穴(ポート)に繋げることも不可能ではありませんが、接続がそのぶん面倒になったり、音声ケーブルを繋いでいる間は同時に充電が出来なくなったり、FMトランスミッターの側からの曲送りや一時停止が出来なくなったり、ともかく不便が増えますので、お勧めしないです。素直に「Bluetooth」対応のトランスミッターを使った方がトラブルが少ないです。
また、Bluetoothには年代ごとの規格がありまして、要するにスマートフォンとFMトランスミッターで世代が違いすぎると問題が起きやすくなりますので、その点もご注意ください。1~3年程度の差なら大して問題は起きませんが、インターネットオークションなどでかなり前の年代の中古FMトランスミッターを購入されてしまった場合、最新のスマートフォンとの接続が上手く行かないなどのトラブルが起こる場合があります。
選ぶ際の注意点まとめ
- Bluetooth対応のタイプの方が扱いが簡単でトラブルが少ない
- 接続したいスマートフォンと同等の年代(規格)のものがトラブルが少ない
基本的な使いかた
- 1,FMトランスミッターを車のシガーソケットに挿す
- 面倒な初期設定などはほとんどありません。基本的に、始動中の自動車のシガーソケットに挿し込めば起動します。(※画像のケーブルはスマートフォンの充電用ケーブルです。同時に充電をしたい場合はUSB充電ケーブルを挿して下さい)
- 2,車載ラジオの周波数を、トランスミッターと同じにする
- トランスミッターとカーラジオの周波数を、それぞれの「Tune」「▲▼」などのボタンを使って同じ数値にします。数字は何でも良いのですが、地元のラジオ局の番号とはズラした方が良いでしょう。
- 3,スマートフォンのBluetooth設定で接続する
- スマートフォンの接続設定画面を開いて、購入したFMトランスミッターの型番や名前を指定します。FMトランスミッターが起動していれば一覧に表示されるはずです。
- 4,スマートフォンを操作して音楽などを再生する
- スマートフォン内臓のスピーカーではなく、車載のスピーカーから音声が流れます。操作方法は手を使う方法の他、手を使わずに音声で指定する方法もありますし、「FMトランスミッターに接続した時はこのアプリ」などの条件付けで自動化する方法もあります。
なお以上の1~3の設定は、基本的に初回のみです。次回よりは自動化されますので、車のエンジンを掛ければFMトランスミッターが起動し、自動的にスマートフォンと接続し、場合によっては勝手に音楽が流れ始めます。
事故防止のために出来ること
なお、車を運転中に操作することは、事故に繋がるために絶対にやめましょう。その他、事故防止のために出来ることをいくつか記載します。
- すべての操作は停車中に行う。
- 画面を注視してしまうような「動画」は流さない(Youtube や Prime Videoなど)
- 曲送りなどの操作にも極力手を使う頻度を減らし、音声での指示などを活用したり、FMトランスミッター側についている操作を短縮するボタン(曲送り・停止程度のボタンが付いている場合が多い)を使ったりして、短い時間で行えるようにする
- (iPhoneの場合)「集中モード」等を使用して、電話の着信を拒否したり自動返信の設定を行う