【修理例】富士通ノートPC「FMV-BIBLO MG50U/V」をハードディスク交換で復旧

こんにちは、平山です。

店長・平山淳一

今回は、富士通製ノートパソコン「FMV-BIBLO MG50U/V」を修理したケースです。

「FMV-BIBLO MG50U/V」の画面が点かない!その原因は

最初にご相談頂いた症状としては「パソコンを起動途中に変なエラー画面で止まってしまう」というもの。

詳しく調べた所、その直接的な原因は、ハードディスクの物理的な故障でした。

修理方法としては、ハードディスクの交換、OSの再インストール、ということになります。

ノートPC「FMV-BIBLO MG50U/V」のハードディスク交換手順

交換作業そのものは、それほど難しくはありません。(問題は、交換後です)

とりあえず写真で手順を追ってみましょう。

富士通ノートパソコン分解
ノートパソコンのハードディスクを取り出す場合、大きく分けて「キーボード側から開けるタイプ」と「ひっくり返して裏側から開けるタイプ」があります。この機種(MG50U/V)は後者ですね。
FMV-BIBLO分解の手順
ひっくり返して、右側のプレートを外します。取り外したネジは、無くさないように何かの容器に入れておきます(100均で売っているピルケース等がオススメ)
富士通FMVノートPCの分解方法、ハードディスク交換
ハードディスクが露出しました。取り外して、新しいものに置き換えます。古い物は、念のためにハンマーで叩いたり、ドリルで穴を開けるなどして、完全物理破壊すると安心です。
WindowsのOSインストールを行います
今回はリカバリディスクが無いので、Windows VistaのインストールディスクからOSインストールします。その後で不足分のドライバや、必要なソフトウェアを追加して、とりあえず使えるようになりました。

実際には、ハードディスク交換後のOSインストールやドライバの適用などが面倒なのですが・・・

そのへんは今回は割愛します。

最後に。ハードディスクの寿命は5年と考えて準備をしよう

私の経験から言えば、ノートパソコンの場合は、およそ購入から5年~8年頃に、ハードディスクがダメになるケースが多いですね。

ハードディスクが完全に壊れてしまうと、修理には、部品の交換、OSの再インストール作業、全ての初期設定のやり直し、などなど多大な手間と費用が掛かります。また、内部データを取り出せる可能性もかなり低くなってしまいます。

もし「なんだか最近パソコンの動作が遅いな」「変な音がする」「すごく熱くなる」などの異変を感じたら、完全に壊れるまえに(データの引継ぎが出来るうちに)、修理や買い換えを検討された方がいいでしょう。

少なくとも、購入5年以上経っているパソコンからは、外部の記憶装置に、データのバックアップ(複製)をしておくべきです。